860 金沢金鉱跡大洞穴

金沢地区から日立アルプス・ハイキングコースに通じる山道の傍らには、佐竹氏時代の金鉱跡と思われる狸掘りの穴がボコボコと幾つも空いてます。
その中でも一番巨大な穴・大洞穴は、総延長200mもあるそうですが、現在は危険防止の為、鉄格子でガッチリと塞がれており、中には入れません。残念です。

金沢地区の最大の坑道は第７坑である。産金量は12,100両/30 年間と記載された記録がある。含金石英脈で、走向延長200m、巾1.5m、品位は金５グラム、銀２グラム/トンと思料される。佐竹氏時代に稼行し、江戸時代の宝暦８年(1758年)頃まで採掘は続いていた。本坑は昭和の時代になって
硅石採掘のために再掘された。外部と坑道内を結ぶトロッコが稼働し、ズリ及び硅石を搬出していた。

〜多賀山地の佐竹氏金山跡の探索

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